電車で椅子に座れなかった場合，立つことになるわけだが，立つ場所としてどこが一番楽であろうか． 「ドア付近」が楽と考える人が多い． しかしそれは間違いである． なぜならば，ドア付近は人の出入りが激しくそれが非常にストレスである． また同様の勘違いをした人々がドア付近をさりげなく横取りしようとしてきて非常に不愉快である．
最も楽な場所は，「連結付近の吊り革」である． 理由は以下である．
・連結部は車両としては最奥なので人の出入りが少ない． ・頭上には荷台があり荷物を乗せることができる． ・吊り革を持つと驚くほど足が楽である（「ドア付近」の手すりではこれほど足は楽にならない！） ・車両の最奥なので壁があり，もたれかかることができて，なお足が楽である． ・吊り革は等間隔にぶら下がっており，それにより一人分のスペースが規程される．「連結付近の吊り革」は車両の一番端の吊り革なので，若干余分にスペースがある． ・連結部分なので隙間風が入り，新鮮な空気が入る．
ドア付近に陣取るのは「満員電車の素人」である．
