私が子供の頃住んでいた町は、公共団地(以下公団)が大量にあった。
場所にもよると思うが、あまり治安がはよくなかったと思う。
公団在住の同級生もたくさんいた。
彼らは高確率でゲームソフトを大量に保有していた。
金銭的に厳しいから公団に住んでいるはずだが、なぜゲームのような贅沢品を買い与えられているのか、幼い私はわからなかった。
今になってその理由がわかるようになった。
両親が共働きか、あるいはそうでなくともなんらかの理由により、子供を長時間一人で遊ばせておく必要があり、そのためにゲームを買い与えていたのであろう。